2009年02月12日
CBを黒染め
みなさんこんばんは☆
前回はWA ICQBピストルの表面処理まで進みました。
コメント欄にて「カーボンブラックとはなんぞや?」といった話題で盛り上がって楽しかったですね^^
さぁいよいよ!黒染めに入りますよ~!
以下、私なりに楽で失敗の割と少ない方法をご紹介します。
これからやってみたい方の参考に少しでもなればよいかと思いますが、気温や薬液の誤差で、結局反応後の色は賭けだったりしますので、その辺の「思い通りにいかない感」を楽しんでください。
さてさて、今回は黒染め、要するにブルーイングなんですけれども、目指すところは「鉄色」ってコンセプトにしておりますので、ブルーな色味の出やすい「アルミブラック」ではなく、WAの「スーパーガンブルー」という液を使います。
文章だけだと矛盾しているようですが、この薬液は真っ黒になるのです。
私は、表面処理を終えたパーツを、台所用洗剤で洗ったあと、手袋をして余計な油が付かないようにします。
それからまず、セレーションやスライドの裏側などの細かかったり入り組んでいるところを綿棒にたっぷりと液をつけて、先に塗っていきます。
おもむろにやっていくと、細かいところに液を塗るのにてこずっている間に、塗りやすいところの反応が進んでしまうためです。
そのあとは、キレイなタオルで広い面を一気に手早く塗っていきます。
先ほどにも書きましたが、塗っている最中にも反応してしまいますのであくまで作業は素早く、デス。
満遍なく塗れたら、反応する時間を設けてやります。
ブルー液は、HWに染み込んでいくので、染み込みが足りないなとか、ムラになっているなというところは、適宜重ね塗りしてあげます。
が、なにげにムラになっているように見えても、最終的には馴染んでたりします。
私は、自分の表面処理と脱脂はカンペキ!と信じて、なるべく1回で塗り、部分的なリタッチはあまりしないようにしています。
多少色が薄くても、部分的に色が違うよりましなためで、そんなときにはまた全体を一気にもう一度塗ればよいのです。
今回は2度塗りの上、暖房の効いた部屋で30分ほど放置しました。
反応させるための放置の時間は、なるべく付きっ切りでやるのが良いかと思います。別に凝視している必要はないのでテレビでも見ながら^^
で、目標とする色の濃さの「一歩手前で」一気に水洗いします。
私は洗面台に水をためて、ドボン。です。
すると水の冷たさにビックリしたかのようにヒャッと一瞬反応が進み、空気に触れないためそれ以上の反応が止まります。
(厳密には長い時間の経過とともに酸化はしますけども、ここでは今塗ったブルー液の反応を止めるという意味合いです。
パーツに付いたカスなんかを歯ブラシなどでよく落とし、オイルを過剰と思えるくらい吹いたら、とりあえず一安心です。
(画像はオイルをべっちょべちょに塗った直後なので、ヌラヌラと光っています。
このあとオイルが馴染んだら、そのままマットな状態を楽しむなり、磨いてピカピカにするのは自由にやってしまってよいと思います。
さて、次回は完成状態をお見せできるかと思います。
どうなったでしょうかッ?!お楽しみに~♪
前回はWA ICQBピストルの表面処理まで進みました。
コメント欄にて「カーボンブラックとはなんぞや?」といった話題で盛り上がって楽しかったですね^^
さぁいよいよ!黒染めに入りますよ~!
以下、私なりに楽で失敗の割と少ない方法をご紹介します。
これからやってみたい方の参考に少しでもなればよいかと思いますが、気温や薬液の誤差で、結局反応後の色は賭けだったりしますので、その辺の「思い通りにいかない感」を楽しんでください。
さてさて、今回は黒染め、要するにブルーイングなんですけれども、目指すところは「鉄色」ってコンセプトにしておりますので、ブルーな色味の出やすい「アルミブラック」ではなく、WAの「スーパーガンブルー」という液を使います。
文章だけだと矛盾しているようですが、この薬液は真っ黒になるのです。
私は、表面処理を終えたパーツを、台所用洗剤で洗ったあと、手袋をして余計な油が付かないようにします。
それからまず、セレーションやスライドの裏側などの細かかったり入り組んでいるところを綿棒にたっぷりと液をつけて、先に塗っていきます。
おもむろにやっていくと、細かいところに液を塗るのにてこずっている間に、塗りやすいところの反応が進んでしまうためです。
そのあとは、キレイなタオルで広い面を一気に手早く塗っていきます。
先ほどにも書きましたが、塗っている最中にも反応してしまいますのであくまで作業は素早く、デス。
満遍なく塗れたら、反応する時間を設けてやります。
ブルー液は、HWに染み込んでいくので、染み込みが足りないなとか、ムラになっているなというところは、適宜重ね塗りしてあげます。
が、なにげにムラになっているように見えても、最終的には馴染んでたりします。
私は、自分の表面処理と脱脂はカンペキ!と信じて、なるべく1回で塗り、部分的なリタッチはあまりしないようにしています。
多少色が薄くても、部分的に色が違うよりましなためで、そんなときにはまた全体を一気にもう一度塗ればよいのです。
今回は2度塗りの上、暖房の効いた部屋で30分ほど放置しました。
反応させるための放置の時間は、なるべく付きっ切りでやるのが良いかと思います。別に凝視している必要はないのでテレビでも見ながら^^
で、目標とする色の濃さの「一歩手前で」一気に水洗いします。
私は洗面台に水をためて、ドボン。です。
すると水の冷たさにビックリしたかのようにヒャッと一瞬反応が進み、空気に触れないためそれ以上の反応が止まります。
(厳密には長い時間の経過とともに酸化はしますけども、ここでは今塗ったブルー液の反応を止めるという意味合いです。
パーツに付いたカスなんかを歯ブラシなどでよく落とし、オイルを過剰と思えるくらい吹いたら、とりあえず一安心です。
(画像はオイルをべっちょべちょに塗った直後なので、ヌラヌラと光っています。
このあとオイルが馴染んだら、そのままマットな状態を楽しむなり、磨いてピカピカにするのは自由にやってしまってよいと思います。
さて、次回は完成状態をお見せできるかと思います。
どうなったでしょうかッ?!お楽しみに~♪
Posted by ですだよ at 01:12│Comments(16)
│1911
この記事へのコメント
おはです。
参考になりまっす。
自分の場合、この辺の見極めができてないのかなぁと。
3~4回やり直して、もうええわ!って感じになります。
次回も楽しみにしてますよ~!。
参考になりまっす。
自分の場合、この辺の見極めができてないのかなぁと。
3~4回やり直して、もうええわ!って感じになります。
次回も楽しみにしてますよ~!。
Posted by ぜっぷ at 2009年02月12日 07:19
おはようございま~す♪
シコシコ(*´Д`)ハァハァ 黒光り(≧∀≦)/イイ!!
キンバーは青いよりも黒いほうがイメージに合いますね。
仕上がりが楽しみです!
シコシコ(*´Д`)ハァハァ 黒光り(≧∀≦)/イイ!!
キンバーは青いよりも黒いほうがイメージに合いますね。
仕上がりが楽しみです!
Posted by あじゃ at 2009年02月12日 08:41
ブルー液で反応するさまを想像するだけで
自分の脳内ではHWが金属そのものへと
イメージ変換されます。
やっぱりHWはいいですね〜。
ところでブルー液は製品によって反応が違うんですね。
自分が使ったG.Smith.Sのは反応が鈍くて
亜鉛パーツが黄色>青>赤茶色の順で反応して行きました。
自分の脳内ではHWが金属そのものへと
イメージ変換されます。
やっぱりHWはいいですね〜。
ところでブルー液は製品によって反応が違うんですね。
自分が使ったG.Smith.Sのは反応が鈍くて
亜鉛パーツが黄色>青>赤茶色の順で反応して行きました。
Posted by エコー1 at 2009年02月12日 10:47
ぜっぷさんおはです!
塗装と違って、「もうええわ!」なやめどころも時には必要かもしれません。
一発で満足出来る色が出ればそれがベストですけれどね(゚з゚)
塗装と違って、「もうええわ!」なやめどころも時には必要かもしれません。
一発で満足出来る色が出ればそれがベストですけれどね(゚з゚)
Posted by ですだよ at 2009年02月12日 12:14
あじゃさんお帰りなさい♪
>キンバーは青いよりも黒いほうがイメージに合いますね。
ですよね!青いのは少しクラシックなイメージがあります。
最近マットグレーに興味があるんですが、実銃用コーティングくらいしか思い付きません。自分で再現出来ないかな…
>キンバーは青いよりも黒いほうがイメージに合いますね。
ですよね!青いのは少しクラシックなイメージがあります。
最近マットグレーに興味があるんですが、実銃用コーティングくらいしか思い付きません。自分で再現出来ないかな…
Posted by ですだよ at 2009年02月12日 12:24
エコー1さんこんにちは!
>ところでブルー液は製品によって反応が違うんですね。
>自分が使ったG.Smith.Sのは反応が鈍くて
>亜鉛パーツが黄色>青>赤茶色の順で反応して行きました。
大抵HWより亜鉛パーツのほうが反応が早いので、お使いの液HWを染めるときはじっくりやられたほうがよいかもですね♪
しかし黄色で反応止まったら泣くな…
>ところでブルー液は製品によって反応が違うんですね。
>自分が使ったG.Smith.Sのは反応が鈍くて
>亜鉛パーツが黄色>青>赤茶色の順で反応して行きました。
大抵HWより亜鉛パーツのほうが反応が早いので、お使いの液HWを染めるときはじっくりやられたほうがよいかもですね♪
しかし黄色で反応止まったら泣くな…
Posted by ですだよ at 2009年02月12日 12:30
こんばんは!
私もやってみようかな~ BOB CHOWに・・・・・
イメージ的には青く輝くガンブルーなんですが、「黒光りもアリかな~」
と思うようになりました。
完成状態を楽しみに待ってます。
私もやってみようかな~ BOB CHOWに・・・・・
イメージ的には青く輝くガンブルーなんですが、「黒光りもアリかな~」
と思うようになりました。
完成状態を楽しみに待ってます。
Posted by hide at 2009年02月12日 22:51
>最近マットグレーに興味があるんですが、実銃用コーティングくらいしか思い付きません。自分で再現出来ないかな…
マットグレー? どれくらいのグレーさ加減だろう・・・?
キャロムのブラックスチールはちょっとグレーっぽいと思いますが、もっとグレーな感じをお探しなら・・・ちょっと思い付きません(;´Д`)
マットグレー? どれくらいのグレーさ加減だろう・・・?
キャロムのブラックスチールはちょっとグレーっぽいと思いますが、もっとグレーな感じをお探しなら・・・ちょっと思い付きません(;´Д`)
Posted by あじゃ at 2009年02月12日 23:01
hideさんこんばんは!
たしかにボブチャウは私もブルーな輝きのイメージがありますね。
でも、個体によってブラックの写真も良く見るので、
そこら辺は好みかも知れませんね~!
完成写真見て気に入ったら挑戦してみてください♪
たしかにボブチャウは私もブルーな輝きのイメージがありますね。
でも、個体によってブラックの写真も良く見るので、
そこら辺は好みかも知れませんね~!
完成写真見て気に入ったら挑戦してみてください♪
Posted by ですだよ at 2009年02月12日 23:16
あじゃさんこんばんは!
>マットグレー
言葉が足りませんでした。
アレです、ウィルソンのフレームみたいなやつです。
いらないスライドにMrカラー吹いてみたら思いっきりおもちゃ感が
出てしまいまして~w
中国からわざわざありがとうございます^^
お土産待ってますww(毒餃子はいやよ
>マットグレー
言葉が足りませんでした。
アレです、ウィルソンのフレームみたいなやつです。
いらないスライドにMrカラー吹いてみたら思いっきりおもちゃ感が
出てしまいまして~w
中国からわざわざありがとうございます^^
お土産待ってますww(毒餃子はいやよ
Posted by ですだよ at 2009年02月12日 23:19
質問ですが・・・
普通のWAのHWは塗装を剥離したあと、黒染めできますか?
バカな質問してすいません。
普通のWAのHWは塗装を剥離したあと、黒染めできますか?
バカな質問してすいません。
Posted by hide at 2009年02月13日 00:05
hideさんこんばんは!
もちろん出来ますよ!
黒染め(ブルーイング)というのは、簡単にいうと、HW樹脂に含まれる金属粉を薬液で強制的に酸化させて、皮膜をつくる。ということなのです。
塗装の落とし方、表面処理については
http://kimber1911.militaryblog.jp/e40802.html
コチラに詳細に書いておりますので、ご覧になってみてください^^
もちろん出来ますよ!
黒染め(ブルーイング)というのは、簡単にいうと、HW樹脂に含まれる金属粉を薬液で強制的に酸化させて、皮膜をつくる。ということなのです。
塗装の落とし方、表面処理については
http://kimber1911.militaryblog.jp/e40802.html
コチラに詳細に書いておりますので、ご覧になってみてください^^
Posted by ですだよ at 2009年02月13日 00:46
うむ~マジ勉強になります!!
質問なのですが、染めるブルーイング液の種類によって
仕上がりの色に違いが出るのですか??
染める素材によってもブルーイング液が違うとか。。。
今日上げたガバがHWなら黒染め、ABSなら塗装をと
考えているのですが。。。
ん、今日は至ってまじめなコメントだぁ~w
質問なのですが、染めるブルーイング液の種類によって
仕上がりの色に違いが出るのですか??
染める素材によってもブルーイング液が違うとか。。。
今日上げたガバがHWなら黒染め、ABSなら塗装をと
考えているのですが。。。
ん、今日は至ってまじめなコメントだぁ~w
Posted by naru. at 2009年02月13日 00:56
まじめなnaru.さんこんばんは!
使用する液によって当然仕上がりは変わってきます。
私はブルーにしたいときには「BIRCHWOODのAluminum Black」
ブラックにしたいときには今回の記事の「WAスーパーガンブルー」
を使っています。
あと、バーチウッドのブルー液には鉄用、真鍮用、アルミ用などいろいろありますが、
とりあえずトイガンですと上記2種で大抵事足りますよ~^^
使用する液によって当然仕上がりは変わってきます。
私はブルーにしたいときには「BIRCHWOODのAluminum Black」
ブラックにしたいときには今回の記事の「WAスーパーガンブルー」
を使っています。
あと、バーチウッドのブルー液には鉄用、真鍮用、アルミ用などいろいろありますが、
とりあえずトイガンですと上記2種で大抵事足りますよ~^^
Posted by ですだよ at 2009年02月13日 01:11
こんばんわ~^^
僕もつねずね黒染め(ブルーイング)はやってみたいなぁ~
と思っているんですが、なかなかそこまでの勇気がなくて・・・
でも、ですだよさんの記事を見て自分にも出来そうだなぁって思いました^^
とっても詳しく丁寧に作業工程を説明されてるので
とっても参考になります~^^
今度、挑戦してみようかなぁ^^
僕もつねずね黒染め(ブルーイング)はやってみたいなぁ~
と思っているんですが、なかなかそこまでの勇気がなくて・・・
でも、ですだよさんの記事を見て自分にも出来そうだなぁって思いました^^
とっても詳しく丁寧に作業工程を説明されてるので
とっても参考になります~^^
今度、挑戦してみようかなぁ^^
Posted by りき at 2009年02月13日 22:44
りきさんこんばんは☆
なんか、私なんぞの記事をみてやったことのないことに興味をもっていただけてすごく嬉しいです!
面倒なことも多いのですが、そこをめんどくさがらなければ難しくはないので
気が向いたらやってみてください^^
あ、くれぐれも最初は安い銃かいらないパーツで!w
なんか、私なんぞの記事をみてやったことのないことに興味をもっていただけてすごく嬉しいです!
面倒なことも多いのですが、そこをめんどくさがらなければ難しくはないので
気が向いたらやってみてください^^
あ、くれぐれも最初は安い銃かいらないパーツで!w
Posted by ですだよ at 2009年02月14日 00:32